リハビリテーション領域の活動紹介
昭和大学藤が丘病院 薬剤部所属 藤原久登
リハビリテーション(リハビリ)とは失われた身体的・精神的能力を正常または正常に近い形で機能するように回復させることであり、そのためには運動療法だけでなく、患者教育や生活指導を含めた治療プログラムなど、あらゆる手段を実施することが必要になります。麻痺の残る患者さんが薬を自己管理できるような工夫や、病識・薬識より深めてもらう服薬指導などもリハビリに含まれます。
昭和大学では質の高い高度な医療を提供するために、チーム医療に取り組んでおり、医師・看護師だけでなく理学療法士や作業療法士など多職種との連携が容易にできる環境が整っています。リハビリによって患者さんのADLを段階的に改善していくと同時に、薬物治療もそれに合わせてアップデートする必要がありますが、多職種とともにそれぞれの視点・知識を共有しながら、患者さんへの最適な薬物治療、服薬支援を行うことができます。
また、本学は大学病院として多数の診療科を掲げており、運動機能障害に対するリハビリだけでなく、内部障害(心臓や呼吸器、腎臓など)リハビリも対象となります。内部障害患者さんには複雑な薬物治療が不可欠ですが、必要時には複数の診療科医師とも連携をとりながら、患者さんの治療方針を決定しています。
リハビリ病院に入院している患者は急性期病院に比べ入院日数が長く、学生も患者指導に長い時間向き合うことができ、多職種カンファレンスなどに参加しながら、病態、薬物治療、リハビリについて、じっくり学ぶことが出来ます。
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