ご挨拶
病院薬剤学講座 教授・統括薬剤部長
昭和大学では建学の精神「至誠一貫」のもと、臨床の場で大いに活躍し、社会に貢献できる優れた薬剤師を育成しております。「薬学部 病院薬剤学講座」は2010年に開講して以降、そのスタッフである病院薬剤師は日常業務以外に、教育、あるいは研究にも尽力し、業務の中から湧き出るクリニカルクエッションを大切にしつつ臨床と研究を繋げ、開講後10年以上を経過した現在、充実期~発展期を迎えているとも言えます。当講座を支える教育職員は、142名(2022年4月現在)在籍と国内医療系大学でも類をみないスタッフ数であり、病院薬剤師が薬剤師教育(卒後)はもちろん薬学教育(卒前)にも、そして更には臨床研究にも携わり、私たち自身も優れた医療人となるべく切磋琢磨する毎日であります。
当講座では、8つの附属病院で病院実習を受け入れ、周術期、救急、がん化学療法、緩和、小児、NST等の医療チームの一員として最善の医療を実践することを目標として、“本学ならではのチーム医療を実践できる環境”を最大限に活かし現場教育を主体性をもって担っています。さらに卒後教育としての「臨床薬剤師研修制度(2年制)」も確立しつつあり、薬学6年制~臨床研修薬剤師までの一貫教育を目指しています。
また、研究では薬物治療に関連した医薬品の有効性、安全性、経済性の分析などを中心に展開し、講座の研究内容として、当ホームページに紹介したように、例えば臨床薬剤師による症例研究、医療ビッグデータを用いた薬剤疫学研究、臨床薬理研究所とコラボした院内製剤の評価、精神科領域での研究、あるいは診療科医師等との共同研究を行っています。論文業績アクティビティとして、学術論文数は、2019年に36報、2020年に59報(2021年は集計中)と、益々充実したものとなってきています。
医療(薬物療法を含む)においては患者さんが中心ですので、病院薬剤師がスタッフである病院薬剤学講座の教育や研究の分野においても「患者さんに学ぶ/患者さんから教えていただく」、そういった姿勢を持つ講座であり続けたいと思っております。
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